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ご葬儀・お葬式の用語集

用語集
私どもが、お客様によくご質問をお受けする中に葬祭に関する用語があります。宗教的要素や昔からの風習や習わしによって生まれたこれらの用語は現代人の私達にとって、なかなかその意味を理解することが難しかったりするものです。ここではそんなご葬祭に関する代表的な用語をまとめてみました。
会葬礼品
帰骨
ご供養
ご焼香
御霊前
御仏前
戒名料
施主花
祭壇装飾
精進落とし
当日返し
通夜ぶるまい
弔辞
弔電
副葬品箱
服装
骨あげ
枕飾り一式
喪主挨拶
枕花
湯灌
お別れ膳
故人と共に食する最期のお食事です。告別式前に故人を偲んで、血縁者で行います。
お経料
弔事用の袋に包み、「御経料」「御布施」などと表書きをして、お渡しします。お経料と戒名料は別々の場合もありますし、一緒に含めてお渡しする場合もあります。金額については、お寺との付き合いの程度や、寺院の格などによっても異なります。率直に僧侶にお尋ねしても失礼にはあたりませんので、尋ねてみましょう。「志で結構です」と言われた場合には、習わしを知っている方に教えていただくか、葬儀社でも大体の目安はお答えできると思います。
挨拶
○お悔やみの挨拶
お悔やみの挨拶は、平凡でありきたりのもののほうがよいでしょう。余計なことを言うと、かえって差し障りができてしまうことも考えられるので、短くすませましょう。病状などをくどくど聞くのは失礼です。また、「なお・また・再び」のような忌み言葉と、「度々・重ね重ね」のような重ね言葉は避けるべきだと言われています。
(例)
『この度は思いがけないお知らせをいただきました。ご家族の皆様はさぞかしご無念のことでございましょう。お察し申し上げます。私にできますことがありましたら何でもお手伝いしますので、何なりとお申し付けください。』
『この度は誠にご愁傷様でございます。突然のことでさぞやお力を落とされていることと存じます。』
『突然のことでお慰めの言葉もございません。心よりご回復を祈っておりましたのに、本当に残念でなりません。』
『この度は誠に残念なことになりまして、心からお悔やみ申し上げご冥福をお祈りいたします。』
会葬礼品
遠方より自家用車、バス、タクシー等を利用されて、会葬に来て頂いた方々に対するお礼の品です。香典を頂いた方々に対するお礼の品ではありませんので、通夜・告別式と2回参列していただいた方には原則的に2回差し上げます。
帰骨
骨上げ式を済ませたご一行は帰途に就きます。帰り着くと後飾りといって改めて白布をかけた小机の上に遺影、花、線香などを飾り、その中央に遺骨と位牌を安置します。僧侶の「還骨勧行」という読経とともに喪主を始め全員で焼香します。これが葬儀の終了を示す儀式です。最近ではこの時に初七日の法要も一緒に行うというのが普通になっています。この後改めて精進落しを全員でするのですが、これは初七日が済んで精進の期間が終わったと言う意味が込められています。
僧侶が最上座に座り、世話人、いろいろな係り、故人の親しい友人の順で座り喪主、遺族は労をねぎらう立場ですから末座に座ります。喪主もしくは親族代表がお礼を述べて宴が始まります。宴が始まったら遺族は会葬者一人一人に酌などをしながらお礼を述べて回ります。一時間ほどを目途に喪主もしくは親族代表が挨拶に立ち、これでお開きとします。
この宴が済むと僧侶が帰られるので読経料と戒名料を手渡しします。奉書紙か半紙に包み表書きは「御布施」とします。
ご供養
葬儀に始まって、初七日 二七日 三七日 四七日 五七日 六七日 七七日 一周忌 三回忌 七回忌 十三回忌 二十七回忌 三十三回忌(全てをまとめて十三供養と言います)に行います。
ご焼香
「香気により仏前を清める」
・法事や葬儀に参列すると、必ず焼香をしなければなりません。焼香には、その香気によって仏前を清めるという意味があるためです。参列者全員が焼香することにより、儀式が遺族と僧侶だけのものでなく、広がりのあるものとなるためでしょう。宗派によって、焼香の作法は多少異なります。
○立式葬儀での「抹香によるご焼香の作法」
(1)・順番が回ってきたら次の方に会釈して霊前に進みます。
  ・ご焼香の前に、焼香台の少し手前で遺族と僧侶に一礼します。
(2)・位牌と遺影に向かって一礼した後、ご焼香をします。
(3)・抹香は、親指・人差し指・中指の3本で少量をつまみ、やや頭を垂れた目の位置に軽くささげてから、指をこすり合うようにして香炉に落とし入れます。
  ・ご焼香の回数は、一般的には2回とされてますが、宗教によって3回行う場合があります。尚、会葬者が多い場合は1回で済ますのが礼儀です。
(4)・ご焼香の後は、合掌(両手を合わせ一礼する)をしてお参りを終え霊前に向いたまま2~3歩退いて再度一礼します。
  ・最後に遺族・僧侶に一礼して自席に戻ります。
○座式葬儀での「線香によるご焼香の作法」
(1)・順番が回ってきたら、次の方に会釈して霊前に進みます。
  ・ご焼香の前に、焼香台の少し手前で正座して遺族と僧侶に一礼します。
  ・焼香台には膝行(正座をしたまま、両手を使って擦るように進む)し位牌と遺影に向かって一礼した後、ご焼香をします。
(2)・線香は手にとってロウソクで火をつけた後、手であおぎ消すのが礼儀です。
(3)・線香の本数は一般的には1本ですが2~3本でもよいとされています。香炉には、まっすぐに差し立てますが、複数の場合は1本ごとに離しながら立てていきます。
(4)・ご焼香の後は、合掌(両手を合わせ一礼する)をしてお参りを終え、霊前に向いたまま膝行で少し退いて再度一礼します。
  ・最後に遺族・僧侶に一礼して自席に戻ります。
尚、座敷の「抹香焼香」・立式の「線香焼香」の場合は、上記の作法を入れ替えてください。
○数珠の用い
(1)・ご焼香の順番が回ってくるまでは、数珠は左手首にかけて自席で待機します。
(2)・ご焼香の際は、数珠は左手に堤げ持ち、右手でご焼香をします。
(3)・ご焼香後は、数珠を両手に持ち替えて合掌しますが、合わせた両手にかけて、両親指で押さえ持ち、胸の位置の高さにおいて一礼します。


御霊前
「御霊前」は、亡くなられた御霊の前にという意味、「御仏前」は、仏様になられたその仏の前にという意味で、どちらも位置を指す言葉です。一般的に「御霊前」はすべての宗教に通用するとされています。ただし、香典包みで蓮の花の模様がある場合は仏式のみ使います。「御仏前」は、回忌の法要に供える金包みに使用します。
御仏前
「御霊前」は、亡くなられた御霊の前にという意味、「御仏前」は、仏様になられたその仏の前にという意味で、どちらも位置を指す言葉です。一般的に「御霊前」はすべての宗教に通用するとされています。ただし、香典包みで蓮の花の模様がある場合は仏式のみ使います。「御仏前」は、回忌の法要に供える金包みに使用します。
戒名料
弔事用の袋に包み、「御経料」「御布施」などと表書きをして、お渡しします。お経料と戒名料は別々の場合もありますし、一緒に含めてお渡しする場合もあります。金額については、お寺との付き合いの程度や、寺院の格などによっても異なります。率直に僧侶にお尋ねしても失礼にはあたりませんので、尋ねてみましょう。「志で結構です」と言われた場合には、習わしを知っている方に教えていただくか、弊社でも大体の目安はお答えできると思います。
施主花
祭壇上に施主の方に生花をあげて頂いています。他の人達、又は会社・団体等から頂く敬供の花との差別化です。もちろん、親戚一同でも壇上花をお受けします。但し、祭壇飾りの都合もありますので早めにご注文をお願いします。
祭壇装飾
故人のお人柄・趣味等々に沿った「故人の為の祭壇作り」を行っています。「遺品コーナー」では故人が生前愛用していた品々と写真等をお飾りし、会葬に来られた方々が、すぐに「○○さんの祭壇」だと分かる飾付をさせていただいております。
精進落とし
骨上げ式を済ませたご一行は帰途に就きます。帰り着くと後飾りといって改めて白布をかけた小机の上に遺影、花、線香などを飾り、その中央に遺骨と位牌を安置します。僧侶の「還骨勧行」という読経とともに喪主を始め全員で焼香します。これが葬儀の終了を示す儀式です。最近ではこの時に初七日の法要も一緒に行うというのが普通になっています。この後改めて精進落しを全員でするのですが、これは初七日が済んで精進の期間が終わったと言う意味が込められています。
僧侶が最上座に座り、世話人、いろいろな係り、故人の親しい友人の順で座り喪主、遺族は労をねぎらう立場ですから末座に座ります。喪主もしくは親族代表がお礼を述べて宴が始まります。宴が始まったら遺族は会葬者一人一人に酌などをしながらお礼を述べて回ります。一時間ほどを目途に喪主もしくは親族代表が挨拶に立ち、これでお開きとします。
この宴が済むと僧侶が帰られるので読経料と戒名料を手渡しします。奉書紙か半紙に包み表書きは「御布施」とします。
当日返し
香典返しを通夜式や告別式の当日にお返しする事です。通常、忌明けの時に頂戴した金額の半分~3分の1くらいをめどにお返しをしますが、会葬者へのお礼返しが遅くなってしまいます。その時点でのお礼と言うことで現在、半数の方が利用されています。しかし金額が分からないのにお返しは出来ないと言われる方がよくいらっしゃいます。たしかにそうですが、当社では、1万円位を上限に考えてお勧めしています。極端にいうと2・3千円の方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方は、ご近所、又は職場の方ではないでしょうか、言い方を変えると、よく接する方といえるかも知れません。香典額の高い方には薄く、低い方には厚くという気持ちでお返しをしています。もちろん1万円を超える特別の方には、後日、別にお返しをする事をお勧めしております。
通夜ぶるまい
お通夜にいらした会葬者の方々に対して料理・お酒等をふるまう事です。古来よりあった習慣でしたが、斎場・会館の普及により、長崎の地では行われることが少なくなっていました。
しかし、関東・関西では当然のごとく行われています。会葬された方へお礼の気持ちを表す為にもおもてなしは必要です。徐々にですが、長崎の地で浸透してきています。
弔辞
○弔辞
弔辞を頼まれたら断らないで引き受けるのが礼儀です。弔辞は喪家に保存されますので、丁寧に書くべきですが、文章は真心が伝わるように自分の言葉で書くのが良いでしょう。
(ポイント)
・まず、亡くなったことへの悲しみを述べます。
・次に故人の業績や人柄を、あまり大袈裟にならない程度に讃えます。
・そして遺族を励まし、自分にできることがあれば力になりたいと誓います。
・最後に故人の冥福を祈り結びとします。
ここでは忌み言葉は使わないように注意しましょう。
正式には厚手の巻紙に書きますが、最近では経本のようにジャバラ折りにすることも多いようです。そして奉書で包み、表に"弔辞"と書きます。


弔電
○弔電
葬儀に出席できない場合、電話でのお悔みは避けるようにしましょう。喪家では葬儀の準備など忙しく、さまざまな連絡用に電話を使用しなければならないからです。なるべく電報を利用するようにしましょう。
(例)
『謹んで哀悼の意を表します。』
『御逝去をいたみ御冥福をお祈り申し上げます。』
『御逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。』
『○○○様のご訃報に接し、心から哀悼の意をささげます。』
『悲報に接し、悲しみにたえません。心よりご冥福をお祈りいたします。』


弔電
棺の中には、生前に故人が愛用していた身の回りの品(タバコ・写真・手紙など)や愛読書などを数点一緒に納めます。火葬のときに燃えにくいガラス・金属製品などは、遺骨を汚したりしますので入れないほうが良いでしょう。抜けなくなった結婚指輪は、つけたままでもやむをえないでしょう。
服装
訃報を聞いて取りあえず仮通夜に弔問に行く時は平服のままでも構わないでしょう。むしろその方が自然です。慌ただしく仕事先から駆けつけてきたのに喪服を着ているというのはかえっておかしいですし、不幸を予期していたようで失礼ということもあります。暑い時分で上着を着ていないシーズンもありますが、そんなときは亡くなった方とのお付き合いの程度で、どうしてもその晩すぐにでも顔を出したいと思ったら先方でその旨説明すればいいでしょう。最近では本通夜でも平服で訪れる人もいますし、サラリーマンの場合などは告別式でも仕事の合間に抜け出して弔問に行く場合は、質素な平服で参列さる例もあるようです。自分の会社関係の人とか商売上のお得意さんとかでは好ましくありませんが、喪服を着るのを忘れたから参列しないというのよりはずっとよいでしょう。
○通夜の服装
取り急ぎ通夜の弔問に駆けつける時は、平服のままでかまいません。先方も用意が整っていない場合が多く、また礼装で訪れたのでは不幸を予期していたようで、かえって失礼です。とはいえ、なるべく地味な服装が望ましいですし、男性の場合はできればネクタイと靴下を黒に換えてもよいでしょう。
○葬儀・告別式の服装
葬儀・告別式に参列の時は、一般の会葬者の服装は通常礼服です。しかし、特に親しい間柄でない場合には黒目の平服でかまいません。男性がダークスーツと黒のネクタイ、黒の靴。女性は黒もしくは地味な色のスーツもしくはワンピース、それに黒の靴が望ましいでしょう。男女、和洋装を問わず、黒であっても光沢のあるものは避けましょう。
骨あげ
骨あげは一つの骨を足のほうから順に二人で拾うのがしきたりですが、火葬場職員の指示に従って行います。死体埋葬・火葬許可証(火葬場の証明印を捺印したもの)を確認の上受け取ります。通常この許可証は、紛失しないよう注意して下さい。
枕飾り
枕飾りとは、お通夜がはじまるまでに駆けつけてくれる弔問客のための礼拝の飾りだと考えましょう。
○経机を置き、枕飾りを用意します。
○水、枕団子、線香、ローソク、一膳飯、花台(樒・一輪菊)を飾ります。
○一膳飯は故人が使っていた茶碗にご飯を丸く山盛りし、箸を真っすぐに突き立てます。(但し、宗旨により異なります)
○必要に応じ鈴(りん)を用意します。
※枕飾りは地域・宗派によって多少異なる場合があります。
枕飾りの仕方(仏式)遺体の枕元には経机を用意し、その上にいろいろなものを飾ります。これを「枕飾り」といいます。
枕飾りの仕方(神式)八足机(神式の儀式に使う机)か、なければ小机に白い布をかぶせたものを使います。上には三方を置き、水、神酒、榊などを供えます。
喪主挨拶
喪主→親族代表
喪主挨拶→葬儀・告別式の締め括りで行われるのが喪主(あるいは親族代表)の挨拶です。
(例1)
本日は故○○○○の葬儀御多忙中の処を個人のためにわざわざ御会葬下さいました上に霊前に御鄭重(ごていちょう)なるお供え物を戴き誠にありがとう御座いました。
省みまして故人生前中は皆様より格別な御厚情、御指導を頂き(又発病後は、御懇切(ごこんせつ)な御見舞を賜りまして誠にありがとう御座いました。私共一同もあらん限りの看護を致しましたが、天寿の致す処で御座いましょう)。
○○才を一期にとして永眠致しました。
本日斯様(かよう)に盛大な御見送りを受けまして、故人はさぞ満足している事と存じます。故人に代わりまして厚く御礼申し上げますと共に残る遺族一同にも故人同様の御厚情を賜ります様ひとへにお願い申し上げます。
誠に措辞(そじ)でありますが、遺族感激の胸中を皆様に披(ひ)れきして御礼の御挨拶と致します。
どうも有難とう御座いました。=法倫會館謹製=
枕花
故人の枕元に置き、追悼の念をお伝えする花です。
湯灌
『湯灌の儀』とは、この世の悩みや、苦しみ、現世での煩悩を洗い清めるために、御遺体を沐浴させること。
準備→処置→移動→儀式開始→全身洗浄→洗髪→顔剃り→爪切り→整髪→着替え→死化粧→終了

1・洗浄槽を室内へ搬入。衣服を脱がせやすくするために硬直をときます。
2・お肌を見せることなく故人を、セレモニーディレクターの手で、洗浄槽まで移動します。
3・セレモニーディレクターによる儀式の説明。ご家族の方々と心をひとつにし厳粛な湯灌の儀が始まります。
4・ご家族の方々に交代で足元から胸元にかけて逆さ水の儀式でお清めしていただきます。左足から右足へと逆さの作法に従って、沐浴材で全身を洗い、シャワーで流し清めさせていただきます。
5・シャンプーを使って髪を洗い、その後顔剃りをすませ、やさしく顔を拭き、ドライヤーで綺麗にセットします。
6・故人を布団に移し、ご希望の着衣に着替えていただき、髪をセットし、化粧をいたします。
7・つつがなく湯灌の儀式が終了します。湯灌に使用したお湯は全て車両内の排水タンクへ引き込みます。
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